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トークン使用量追跡とは|日本語は1トークン1.22字、英語は4.79字だった

トークン使用量追跡とは何をするのか日本語と英語でどれだけ違うのか文字数から見積もれるのか

同じ内容を書いても、日本語は1トークンあたり1.22字、英語は4.79字でした。1文字あたりの重さが4倍近く違います。

文字数から見積もると外れます。実際に数えたところ、種類によって誤差は0%から175%まで開きました。

この記事の要点

  • 日本語は1トークン1.22字、英語は4.79字
  • 同じ内容だと日本語が1.23倍のトークン
  • 1文字=1トークンと見ると誤差は0%〜175%
  • 符号化の版を替えると25.9%変わる

日本語は1トークン1.22字、英語は4.79字だった

同じ内容を日本語と英語で書き、実際に数えました。1文字あたりの重さが大きく違います。

トークン使用量追跡で扱う数字の中身を、実際に数えて確かめました。使ったのは同じ内容を日本語と英語で書いた5組です。

数え方は推測ではありません。実際に使われている符号化の仕組みを入れて、そのまま数えました

python
import tiktoken
ENC = tiktoken.get_encoding('o200k_base')

def count(s):
    return len(ENC.encode(s))
text
  日本語                          英語
文字数  トークン  1トークンあたり   文字数  トークン  1トークンあたり  トークン比
   31字      25          1.24字       84字      20          4.20字       1.25倍
   31字      26          1.19字       99字      21          4.71字       1.24倍
   32字      27          1.19字      103字      23          4.48字       1.17倍
   22字      20          1.10字       83字      15          5.53字       1.33倍
   26字      18          1.44字       81字      15          5.40字       1.20倍

合計: 日本語 142字 / 116トークン、英語 450字 / 94トークン
日本語は英語の 1.23倍のトークンを使う(同じ内容)
1トークンあたりの文字数: 日本語 1.22字・英語 4.79字

上の表を見てください。日本語は1トークンあたり1.22字、英語は4.79字でした。

2つの見方がある

この数字は2通りに読めます。1文字あたりで見ると、日本語は英語の4倍近く重いということです。

一方で日本語は文字数そのものが少なくて済みます。同じ内容で142字と450字でした。差し引きすると、トークン数の差は1.23倍まで縮みます。

符号化の版でも変わる

同じ文でも、使う符号化の版によって数が変わります。実際に測ったところ25.9%減りました

text
文                                 cl100k_base    o200k_base
宿泊費の上限は1泊12000…                             34            25
出張報告書は帰着後3営業日以…                             39            26
海外出張の渡航前の承認は、海…                             28            20
The accommodat…                             20            20
The trip repor…                             21            21

合計: cl100k_base 212トークン / o200k_base 157トークン

英語の行は20と20、21と21で変わっていません。減っているのは日本語だけです。

1文字あたりの重さが4倍近く違う。

単位: 字英語4.79字日本語1.22字−75%同じ内容を書いた5組での実測。合計は日本語142字/116トークン、英語450字/94トークン。
図1 ── 1トークンあたりの文字数
出典tiktoken README2026-08-18 確認
each token corresponds to about 4 bytes
原文tiktoken README この内容の有効期限2027-02-18

トークン使用量追跡とは何をするのか

呼び出しごとに使ったトークン数を記録して、あとから分解できるようにします。費用と待ち時間の両方に効く数字です。

トークン使用量追跡は、呼び出しごとに使ったトークン数を記録して把握する取り組みです。

トークンとは何か

トークンは、文章を機械が扱う単位に切ったものです。数えるための道具も公開されていて、OpenAIのモデルで使うための高速な符号化器だと説明されています。

文字とは一致しません。前の節の実測でも、日本語では1トークンが1.22字、英語では4.79字でした。

記録しておくもの

  1. 入力のトークン数。渡した指示と文脈の量
  2. 出力のトークン数。返ってきた量
  3. 使ったモデル。単価が違うので分けて数える
  4. 用途。どの機能からの呼び出しか

4番目が抜けやすい項目です。合計だけ分かっても、どこを削ればよいか決まりません

どこから取るか

多くの場合、呼び出しの返り値に使用量が入っています。自分で数え直す必要はありません

自分で数えるのは、送る前に量を見積もりたいときです。渡せる上限を超えないか確かめる場面で使います。

余談 この計測での注意

使ったのは公開されている符号化器で、実際に課金される数と一致する保証はありません。提供元やモデルによって使う版が違います。ここで見せているのは、言語と文章の種類によって1文字あたりの重さが変わるという関係です。費用への効き方はコスト監視の記事で扱います。

出典tiktoken README2026-08-18 確認
tiktoken is a fast BPE tokeniser for use with OpenAI's models.
原文tiktoken README この内容の有効期限2027-02-18

文字数から見積もると外れる

1つの係数で換算すると、文章の種類によって大きく外れます。実際に数えるほうが確実です。

トークン使用量追跡を始める前に、文字数から見積もろうとすることがあります。どれだけ外れるかを実際に数えました。

text
種類              文字数  実際のトークン  1文字=1トークンと見た場合の誤差
規程の条文                31字          25                 +24.0%
かな中心の文               38字          29                 +31.0%
漢字中心の文               17字          16                  +6.2%
数字が多い文               46字          33                 +39.4%
英数字混じり               66字          24                +175.0%
記号が多い文               31字          25                 +24.0%
短い文                   5字           5                  +0.0%
箇条書き                 23字          20                 +15.0%

種類              1トークンあたりの文字数
規程の条文                   1.24字
かな中心の文                  1.31字
漢字中心の文                  1.06字
英数字混じり                  2.75字

上の表を見てください。誤差は0%から175%まで開きました。1つの係数では合いません。

英数字が混じると大きく外れる

いちばん外れたのは英数字が混じる文で、1トークンあたり2.75字でした。かな中心の文の1.31字と2倍以上違います。

業務の文書には、製品名・URL・識別子がよく混じります。この帯があるので、平均の係数を当てても外れます。

数えるほうが確実

符号化器は元に戻せる作りになっています。元に戻せて情報が落ちないので、トークンから元の文へ戻せると説明されています。

つまり数えることに曖昧さはありません。見積もるより、実際に数えるほうが速くて正確です。

見積もりを使ってよい場面

桁を知りたいだけなら見積もりで足ります。月に何万トークンか、何億トークンかを判断する場面です。

上限に収まるかを判断する場面では使えません。175%の誤差があると、超えるかどうかが決まりません

文章の種類で、1トークンあたりの文字数が倍以上違う。

単位: 字英数字混じり2.75字かな中心の文1.31字漢字中心の文1.06字短い文1字8種類の文での実測。1文字=1トークンと見たときの誤差は0%から175%まで開いた。
図2 ── 種類ごとの1トークンあたりの文字数
出典tiktoken README2026-08-18 確認
It's reversible and lossless, so you can convert tokens back into the original text
原文tiktoken README この内容の有効期限2027-02-18

よくある質問

日本語は英語より高くつきますか
同じ内容で1.23倍のトークンを使いました。1文字あたりで見ると、日本語のほうが4倍近く重くなります。
文字数から見積もれますか
種類によって外れます。英数字が混じる文では1トークンあたり2.75字、かな中心の文では1.31字でした。
符号化の版は関係ありますか
あります。この計測では版を替えるだけで日本語のトークン数が25.9%減りました。英語はほぼ変わりません。
何を記録しておけばよいですか
呼び出しごとの入力と出力のトークン数、使ったモデル、そのときの用途です。あとから分解できるようにします。

まとめ

  • 呼び出しごとのトークン数を記録する取り組み
  • 日本語は1トークン1.22字、英語は4.79字
  • 文字数からの見積もりは種類によって外れる
  • 符号化の版でも25.9%変わる

今日から始められること

  1. 呼び出しの返り値にトークン数が入っているか確かめる
  2. 入っていれば、そのまま記録に残す
  3. 用途ごとに分けて集計できる形にする
  4. 自分の文章で1トークンあたりの文字数を測る

実務で組んだトークン使用量追跡のワークフローには、値段が付きます

同じ課題を持つ会社にとって、動いている設定は「作る時間」を買えるということです。ServiceDockは自作のワークフローやテンプレートを出品できるマーケットプレイスです。手数料や出品の流れは出品者向けページにまとまっています。

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