実際に使う量の2倍を申告すると、必要な台数も2.00倍になりました。
そのとき実際に使われていたのは49.7%です。余裕の取り方がそのまま費用になります。
払うのは台数ぶんです。台数は申告した量で決まるので、余裕がそのまま費用になります。
EKSでは、動かすための資源に別立てで払います。公式はAmazon EKSを使うとき、Kubernetesの働き手の上でアプリケーションを動かすために使うAWSの資源には、別立てで支払うと述べています。
台数は、申告した量から決まります。どれだけ効くのか実際に詰めて数えました。
入れ物 1,200個。1台の枠は 4,000ミリコア
実際に使う量の合計は 230,682ミリコア(1個あたり平均 192)
実際に使う量の何倍を要求するかを変えて、必要な台数と使われた割合を見る
要求の倍率 要求の合計 必要な台数 実際に使われた割合 理想の台数との比
1倍 230,682 58台 99.4% 1.00倍
1.5倍 346,310 87台 66.3% 1.50倍
2倍 461,364 116台 49.7% 2.00倍
3倍 692,046 174台 33.1% 3.00倍
5倍 1,153,410 266台 21.7% 4.59倍
1倍で申告すれば58台、使われた割合は99.4%です。詰め方に無駄はありません。
2倍にすると116台で49.7%です。台数が倍になり、半分は使われません。
右端を見ると、1.5倍・2倍・3倍がそれぞれ1.50倍・2.00倍・3.00倍です。申告の倍率がそのまま台数の倍率になります。
5倍だけ4.59倍と少し下がります。大きな要求ほど、詰めたときの端数が減るためです。
一方で申告を絞りすぎると、実際の使用が枠を超えて止められます。この止まり方はKubernetesの記事で扱いました。
申告の倍率がそのまま台数に出る。
When using Amazon EKS, you pay separately for the AWS resources you use to run your applications on Kubernetes worker nodes.原文AWS ドキュメント「What is Amazon EKS?」 この内容の有効期限2027-02-18
対応期間の長さが更新の回数を決めます。長いほうを選べば、回数は半分以下になります。
EKSには、対応期間の異なる2つの形があります。公式はEKSはKubernetesについて、標準の対応と延長の対応の両方を提供すると述べています。
期間が違うと更新の回数が変わります。実際に数えて比べました。
3年ぶん。新しい版は年 3回出る
対応が切れる前に上げ続けるとして、何回の更新が要るかを見る
対応期間 追いつくのに要る更新 1回あたりの間隔
14か月 5回 7.2か月
26か月 2回 18.0か月
14か月なら3年で5回、7.2か月ごとです。26か月なら2回、18.0か月ごとになります。
期間が1.9倍で、回数は2.5分の1です。飛ばせる版が増えるぶん、比より大きく効きます。
更新のあいだ、いくつまで余分に立てるかを変える(もとは 40台)
余分に立てる割合 同時に存在する台数 更新にかかる巡回数 余分な台の費用(1回あたり)
10% 44台 10回 4台ぶん × 10回
25% 50台 4回 10台ぶん × 4回
50% 60台 2回 20台ぶん × 2回
100% 80台 1回 40台ぶん × 1回
余分に立てる台数を増やすと巡回は減ります。10%なら10回、100%なら1回です。
ただし余分な台の費用は、どの行も40台ぶんで変わりません。掛け算した結果が同じになります。
EKS offers both standard support and extended support for Kubernetes.原文AWS ドキュメント「What is Amazon EKS?」 この内容の有効期限2027-02-18
まとまりごとに固定の料金がかかります。分けるほど固定費が積み上がり、端数も増えます。
EKSには、まとまりごとの料金があります。公式はAmazon EKSには、Kubernetesの版の対応に応じたまとまりごとの料金、EKS Auto Modeの料金、EKS Hybrid Nodesの仮想コアごとの料金があると述べています。
だから分けると固定費が増えます。どれだけ効くのか実際に数えてみました。
チーム 12組。1組の作業量は 3単位、1台は 8単位を受け持てる まとまり1つの固定費は 73、1台は 62(いずれも1か月) 分け方 まとまりの数 必要な台数の合計 固定費 台の費用 合計 1つにまとめた場合との比 12組ずつ 1個 5台 73 310 383 1.00倍 6組ずつ 2個 6台 146 372 518 1.35倍 4組ずつ 3個 6台 219 372 591 1.54倍 3組ずつ 4個 8台 292 496 788 2.06倍 2組ずつ 6個 6台 438 372 810 2.11倍 1組ずつ 12個 12台 876 744 1620 4.23倍
1つにまとめれば383、12個に分けると1620です。4.23倍になりました。
内訳を見ると、固定費が73から876へ12倍になっています。台の費用は2.4倍でした。
4個に分けると8台、6個に分けると6台です。細かく分けたほうが台数が少ないという逆転が出ました。
1つのまとまりに載る作業量が枠をまたぐかどうかで、端数の出方が変わるためです。分け方の刻みによって台数が飛びます。
3つの計測はいずれも手元で書いた模型で、実際のEKSを動かしたものではありません。固定費73・1台62といった値は置いたもので、実際の価格ではありません。詰め方は大きい順に空いている台へ入れる方式ひとつだけで、実際の割り当ての決まり方とは違います。更新の回数も、年3回出るという前提からの計算です。ここで見せているのは、申告した量の倍率がそのまま台数に出るという点と、分けると固定費が数のぶんだけ積み上がるという点の2つです。
Amazon EKS has per cluster pricing based on Kubernetes cluster version support, pricing for Amazon EKS Auto Mode, and per vCPU pricing for Amazon EKS Hybrid Nodes.原文AWS ドキュメント「What is Amazon EKS?」 この内容の有効期限2027-02-18
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