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AKSとは|同じ20台に、詰め方を変えるだけで載る仕事が60件から258件になった

何を任せて何が残るのか詰め方で何が変わるのか置き換えはどう進めるのか

容量80の台を20台用意し、600件の仕事を詰めました。大きい順なら60件しか載りません。

小さい順なら258件です。同じ台数で4.3倍の差になります。

この記事の要点

  • 大きい順で60件
  • 来た順で127件
  • 小さい順で258件
  • 費用は台の側

同じ20台に、詰め方を変えるだけで載る仕事が60件から258件になった

費用が立つのは台の側です。同じ台数にどれだけ載るかが、そのまま費用の差になります。

AKSで費用が立つ先は明確です。公式はAzureが健全性の監視や保守といった重要な運用を引き受け、あなたはアプリケーションを動かすAKSの台にのみ支払うと述べています。

台の数が費用なら、同じ台数にどれだけ載るかが効きます。詰め方を変えて数えました。

詰め方を変える

容量80の台を20台、仕事600件です。要求の合計は8474で、隙間なく詰められても106台ぶんあります。

text
1台の容量 80・20台。仕事 600件の要求の合計は 8474
全部を隙間なく詰められたとしても 106台ぶんになる

詰め方              載った仕事  載らなかった  使えた容量  空いたまま
来た順に詰める                   127件          473件       99.2%          13
大きい順に詰める                   60件          540件       99.9%           1
小さい順に詰める                  258件          342件       97.3%          44

小さい順なら258件、大きい順なら60件です。同じ20台で4.3倍の差になります。

ところが「使えた容量」の列は逆を向いています。大きい順が99.9%で最も高いのです。

使えた割合を見ると判断を誤る

大きい仕事だけを詰めれば、隙間はほとんど出ません。1つの仕事が容量の多くを占めるからです。

しかし載った件数は60件です。使えた容量が高いことと、多くを載せられることは別になります。

どちらを見るかは目的で決まります。件数を増やしたいのか、大きい仕事を通したいのかです。

使えた容量が高い詰め方が、載る件数では最少になる。

仕事 全600件を100%とする(合計 600件)43.0%小さい順で載る21.8%来た順なら載らない分11.2%大きい順なら載らない分24.0%どの順でも載らない容量80の台20台での実測。小さい順が258件、来た順が127件、大きい順が60件。
図1 ── 詰め方ごとの、載った仕事と使えた容量
出典Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」2026-08-18 確認
Azure takes care of critical operations like health monitoring and maintenance, and you only pay for the AKS nodes that run your applications.
原文Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」 この内容の有効期限2027-02-18

置き換えを分けると、届く失敗が10分の1になる

制御の面が置き換えを進めます。何組に分けるかは、こちらが決める設定です。

AKSでは、置き換えを進めるのは制御の面です。公式はAzureのplatformが制御の面を管理し、それがKubernetesの対象物と、アプリを動かすために配った作業用の台を受け持つと説明しています。

任せられるのは進め方の実行です。何組に分けるかは、こちらが決めます。その差を数えました。

組の数を変える

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台数 20台・1秒あたり 400件の要求。1台の入れ替えに 30秒
新しい版に当たった要求の 8%が失敗する。気づいて止めるまで 90秒かかる

やり方              組の数  全部終わるまで  失敗した要求  最初の1組で失敗した要求
一斉に入れ替える                  1組             30秒        2,880件                      960件
4台ずつ入れ替える                 5組            150秒        1,152件                      192件
1台ずつ入れ替える                20組            600秒          288件                       48件

一斉なら2880件、1台ずつなら288件です。10分の1になります。

その代わり、全部終わるまでが30秒から600秒に延びます。

詰め方と組の数はつながる

前の節と合わせると、台に余裕があるかどうかが組の数を左右します。

隙間なく詰まっていると、新しい版を先に立ち上げる余地がありません。止めてから立てる形になり、その間だけ台数が減ります

小さい順で詰めた場合の「空いたまま44」は、この余地にあたります。使えた容量97.3%は、置き換えのための余白でもあります

置き換えの進め方そのものはArgoCDの記事でも数えました。分けることの効き目は同じ形で現れます。

出典Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」2026-08-18 確認
The Azure platform manages the AKS control plane, which is responsible for the Kubernetes objects and worker nodes that you deploy to run your applications.
原文Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」 この内容の有効期限2027-02-18

制御の面は無償で用意される

始めるための費用は台の分だけです。その代わり、制御の面の設定には制約が残ります。

AKSを始めるとき、制御の面は自動で用意されます。公式はAKSのまとまりを作ると、Azureが制御の面をあなたのために無償で作り、設定すると述べています。

つまり最初に必要なのは台の分だけです。前の節の20台がその対象になります。

任せる範囲を選べる

公式は2つの形を示しています。台の管理まで任せる形と、自分で台の組を作って管理する形です。

  1. 台の用意と増減。任せる形では自動で行われる
  2. 安全側の既定。任せる形では最初から入る
  3. 版の更新。任せる形では自動、そうでなければ手動が既定
  4. 網の構成。細かく決めたい場合は自分で管理する形になる

4番目が分かれ目になります。網の構成を細かく決める必要があるなら、任せきれません

最初に決めること

始める前に決めるのは、1台あたりの容量と台数です。ここが費用と、前の節の詰め方の両方を決めます。

台を大きくすると隙間は減りますが、1台が使えなくなったときの影響が大きくなります。小さくすると逆です。

余談 この計測での注意

仕事ごとの要求の大きさは式で作った分布で、実際の構成の値ではありません。分布が変われば、詰め方ごとの差も変わります。置き換えの計算も、新しい版になった台数の割合に比例して失敗が起きるという単純な形にしました。ここで見せているのは、使えた容量の割合と載る件数が逆を向くこと、置き換えを分けると届く失敗が減ることの2つです。

出典Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」2026-08-18 確認
When you create an AKS cluster, Azure automatically creates and configures a control plane for you at no cost.
原文Microsoft Learn「What is Azure Kubernetes Service (AKS)?」 この内容の有効期限2027-02-18

よくある質問

AKSは何を任せられますか
制御の側です。公式は、制御の面が無償で作られ、Azureが管理すると述べています。
何に費用がかかりますか
動かす台です。公式も、アプリを動かす台にのみ支払うと明記しています。
詰め方で何が変わりますか
載る仕事の数です。同じ20台で、大きい順なら60件、小さい順なら258件でした。
置き換えはどう進めますか
分けて進めます。一斉なら失敗が2880件、1台ずつなら288件でした。

まとめ

  • 制御の面は任せられる
  • 費用は台の側に立つ
  • 詰め方で載る数が変わる
  • 置き換えは分けて進める

今日から始められること

  1. 1台あたりの容量と台数を確かめる
  2. 仕事ごとの要求の大きさを並べる
  3. 空いたままの容量を測る
  4. 置き換えを何組に分けるか決める

実務で組んだAKSのワークフローには、値段が付きます

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