Zapierの料金は「月に何回動いたか」ではなく、成功したアクションが月に何回実行されたかで決まります。トリガーの発火や条件分岐は、何回起きてもタスクを消費しません。
この数え方を知らないままだと、プラン選びと上限対応の両方を誤ります。上限に達したときの挙動すら、設定によって「保留」と「自動課金」に分かれます。
トリガー・分岐・整形は無料。見積もりは「成功するアクションの数×実行回数」だけで立てられる。
Zapier のタスクは「成功したアクション」だけが数えられます。トリガーが1日に何百回発火しても、それ自体は無料です。エラーで止まったステップも数えられません。
課金されるのは成功したアクションだけ。分岐(Filter・Paths)と整形(Formatter)は無料なので、絞り込みを前段に置くほど同じ業務が安くなる。
| 操作 | タスク消費 | 補足 |
|---|---|---|
| アクションの成功 | する | 1ステップ成功ごとに1タスク |
| リプレイでの再実行 | する | 前回成功済みのステップも再カウント |
| トリガーの発火 | しない | 発火回数は無制限に無料 |
| Filter・Pathsでの分岐 | しない | 条件で止まった後続ステップも無料 |
| Formatter・Delay等の整形 | しない | ユーティリティ系アプリは対象外 |
| エラー・停止したステップ | しない | 失敗はタスクを消費しない |
有料プランの価格はタスク枠で変わる。同じ2,000タスクでもProfessionalとTeamで月$20の差があり、その差は共有機能とユーザー数に払うことになる。
| プラン | タスク上限 | 月額(年払い) | 月額(月払い) |
|---|---|---|---|
| Free | 100/月・2ステップまで | $0 | $0 |
| Professional | 750〜200万/月 | $49(2,000タスク枠の例) | $73.50(同) |
| Team | 2,000/月〜・25ユーザー | $69(2,000タスク枠の例) | $103.50(同) |
| Enterprise | 年間上限・個別見積もり | 非公開 | 非公開 |
設計の指針はひとつです。Filterを前段に置き、処理しない実行を無料のうちに打ち切ること。後段で捨てる構成にすると、捨てるまでに成功したアクションのぶんだけ課金されます。
Filter・Paths・Formatter等はタスクを消費しないため、アクション数には数えない。リプレイでの再実行分は別途上乗せされる。
ZapierとMakeの料金比較はよく見かけますが、数え方が違うので単価の比較は成立しません。Zapierは成功したアクション単位、MakeはOperations単位で、同じ業務でも消費数が変わります。確かめる方法は、同じ業務を両方で組んで実測することだけです。
A task is any successful action that runs in Zapier. Only successful actions count toward your task usage.出典Zapier 公式ヘルプ「How is task usage measured in Zapier」 一次情報を確認2026-08-13 この内容の有効期限2027-02-13
Freeは体験版と割り切る。書き込み先が2つになった瞬間に有料プランが要る。
Zapier の Free プランで最初に当たる壁は、月100タスクの上限ではありません。1つのZapに組めるのがトリガー1つ+アクション1つまでという2ステップ制限です。Zapの本数自体は無制限に作れます。なお、トリガーの受信は多くの場合Webhookで実装されており、この仕組み自体は無料側にあります。
「受け取って、1か所に書く」で完結する業務はFreeで実用になる。書き込み先が2つになった時点で有料プランが要る。
| 業務 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| フォーム送信をスプレッドシートに記録 | 大きい | トリガー1+アクション1で完結する |
| フォーム送信をCRMとSlackの両方へ | 小さい | アクションが2つ必要(マルチステップ) |
| 条件によって通知先を変える | ほぼ無い | 分岐(Paths)は2ステップに収まらない |
有料プランではマルチステップZapと分岐(Paths)が使えます。ここで前節の数え方が効いてきます。PathsそのものはタスクをZapierが数えないため、分岐の多い構成でも課金されるのは各経路で成功したアクションだけです。実行単位で課金されるMakeのOperationsとは、この点で構造が違います。
止まって困るZapは従量課金を有効に、課金されて困る運用は無効のまま。既定の挙動を知らないと月末に静かに止まる。
Zapier のタスク上限に達した瞬間に何が起きるかは、従量課金(pay-per-task billing)の設定で決まります。無効なら新しい実行が保留され、有効なら追加請求で動き続けます。どちらが困るかは業務によって逆になります。
「止まって困る業務」は従量課金を有効に、「課金されて困る運用」は無効のままにする。既定の挙動を知らないと、月末に静かに業務が止まる。
障害対応で実行をまとめてリプレイするときは注意が要ります。Zapの実行全体をリプレイすると、前回すでに成功していたステップも再実行され、そのぶんタスクが再カウントされます。月末の残タスクが少ない時期に一括リプレイすると、復旧作業が上限超過の引き金になります。
all other tasks will be held until the end of your billing cycle.出典Zapier 公式ヘルプ「How is task usage measured in Zapier」(上限到達時の挙動) 一次情報を確認2026-08-13 この内容の有効期限2027-02-13
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